さよなら関電トロバス紀行(28)
扇沢駅からレンタカーでやってきたのは、大町エネルギー博物館です。初めて来たのは1992年ですから、26年ぶりの訪問です。
ちなみに、これが今回借りているレンタカーです。
きっかけは、今はなきJTBの月刊誌「旅」で、エネルギー博物館が再生させて造った薪ガスバスの記事を見たからでした。当時は、実際に薪ガスを発生させて、エネ博~信濃大町駅~エネ博の1往復の体験乗車をしていたのです。薪ガスを発生させるところから見学したくて、大町温泉郷の少し先まで路線バスに乗ってそこから歩きました。1992年といえば、まだインターネットなんてものは一般的にはなかった時代です。雑誌の記事だけが頼りで、ずいぶん迷いながら1時間以上歩いてたどりついたのです。
2018年の今は、カーナビなるもので迷うことなく着くことができました。扇沢駅から30分はかからなかったでしょう。11:15には到着しました。
これが、薪ガスバスです。
現在でも、土休日に体験乗車をしているのです。時間は11:30と13:30の2回です。その11:30の回に乗りたくて、黒部湖でガルベ号乗船を止めてやってきたのです。
横から見るとこんな感じです。
廃車になったトヨタの消防車のシャーシとエンジンに薪ガス発生装置を搭載。それに、バスの廃車体からとった客室部を短尺改造して載せて造ったとJTB「旅」誌にあったのを記憶しています。かなり痛みがすすんでいるようで、現在は特別なイベントをのぞいてはガソリンを燃料として走らせているそうです。
専用車庫の上には、こんなプレートがありました。
体験乗車コースも、今では駅までは行かず博物館周辺のダムへ行くようです。博物館の入口で入場券を買って、乗車場所へ行きます。入館者が無料で乗車体験できるのです。
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