薩摩半島路線バスの旅(3-2)
内山田上で降りるとき、運転士さんに伊集院方面はどこで待てば良いかきいた。答えは「ここでなくて、小学校前まで歩いた方が確実だ」とのこと。ここは、経由によって分岐するところ。反対側のポールは立っていないから、通過されてしまう恐れがあるのだろう。どうせ、廃線跡を見学しながらだから、小学校前まであるこう。
国道の陸橋の下にホームが残っているという記述がネット上にはあったのだが、もうすでにその遺構はなくなってしまったようだ。歩いている道路が廃線跡なのか、それとも草むらが廃線跡なのかさえもわからない。しばらく行くと、どうも踏切だったらしい痕跡に出会った。
銀色の鋲が停止線?で線路の跡が左右に走っている新しいアスファルト部分だろう。この右側にあるお宅で、ちょうど洗濯物を干していたので、失礼しますと話しを伺ったら、まさにその通りだった。線路跡らしい砂利道が、その方の敷地内に続いていたので、許可をいただいて行けるところまで行ってみる。すぐに川に突き当たる。もう橋脚もなにも残っていないそうで、対岸は遊水池にするとき、すべてこわしてしまったとのこと。
そこから、小学校前バス停までは、わずかだった。
16 内山田小学校9:44→10:34日置(鹿児島交通)
定刻に1分遅れて、伊集院行きのバスがやってきた。けっこう乗っていたが、加世田で自分以外の人は降りてしまった。
空いてしまうと、座席に目が行ってしまった。このバス、都バスの中古じゃないですか。
だって、座席が「みんくる」なんだもの。都バス時代にはなかったはずの、日よけカーテンがついてはいるけれど。
優先席は、赤い「みんくる」のモケットだった。
伊作からさつま湖にかけては、廃線跡が煉瓦色に舗装されたサイクリングロードになっているのが確認できた。
日置で降りる。ここから、いわさきバスネットワークの湯之元行きに乗り換える。運転士さんは、バス停は別だから、郵便局の脇で待つようにと教えてくれた。
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