薩摩半島路線バスの旅(2-2)
10 枕崎10:32→11:13加世田(鹿児島交通)
バス乗り場でバスを待っている人が多い。そんなに加世田方面は混むのだろうか。
やがて、やってきたのは、鹿児島空港行き直行バス。次に来たのが、鹿児島行き普通バス。この2台が10:30に発車してから、伊集院行きがやってきた。当然、このバスの発車も2分ほど遅れてしまった。
この路線は、鹿児島交通南薩線の廃線に近いところを走るようだ。しかしながら、廃止から27年経っており、降りて足でたどればともかく、バスの車窓からは、線路跡かなとか、駅の建物の一部かなと思えるものはあっても、確信を持って遺稿だといえるものを見つけることはできなかった。
加世田は、元鹿児島交通の加世田駅をそのまま利用している。ターミナルの隣には、南薩鉄道記念館があって、入館料は200円。バスの出札窓口できっぷを買うと「今、開けますね」と言ってくれた。見学者があるときだけ開けるようだ。
行ってみると、まず出札口があり、中はいろいろと当時の備品が展示してある。2階には、キハ100からはずしたらしい、幅の狭いボックスシートが3組並んでいる。撮影禁止の文字はパンフレットにも館内にもなかったので、何枚か写真を撮っておいた。
かつては、車両展示館もあったのだが、隣のスーパーの拡張工事でなくなってしまった。バスの車庫内に入れて保管してあるという。断れば見せてくれるということなので、行ってみる。趣旨を告げると、どうぞとのことで、庫内に入れてくれた。
蒸気機関車が2両、ディーゼル機関車と移動機が1両ずつ。そして、あの丸い顔をしたキハ100が1両、肩を寄せあうように並べてあった。
バスターミナルのロータリーに展示されているディーゼル機関車と蒸気機関車は、別にお金を払わずとも見学が可能。しかし、この2台は屋外に置かれているから、かなり痛んでいるのが残念だ。
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