シャガール展へ
2010年8月14日(土)。今日は、鉄、バス、切手等のいくつかの用事をくっつけて、1日うろうろしてきました。かなり濃い1日でした。
京成上野でスカイライナーを降りて、上野公園を歩いて行きます。途中で、かつて京成電鉄にあった博物館動物園駅の遺構を見ることが出来ます。
これは、昭和40年代まで使われていた、旧動物園正門側の出入り口。今は、東京都美術館の資材置き場になっているらしい。右書きで「セイデンシヤ」の字が見える。ケイセイデンシャと書いてあったのだろうか。
こちらは、1997(平成9)年の駅休止まで使われていた出入り口。駅跡であることを示す記念プレートが付いている。
この交差点を左に曲がって歩いて行くと、目的の東京藝術大学美術館が見えてきた。
ここへ来たのは、「シャガール展」を見るため。動機はオリジナルフレーム切手が出ているからということなのだけれども、実はシャガールの絵もけっこう気に入っている。
シャガール自身が、自分の絵はヨーロッパ画家の隣でなく20世紀初頭のロシアの画家の隣に飾ってくれといったそうで、今回はその自信の言葉を再現した展示になっているのだとか。音声ガイドを借りたのだけれども、パリ時代の絵にも、故郷のロシアを思わせる題材が、画面のあちこちに埋められているのだと初めて知った。
最後にあった、メトロポリタン歌劇場のモーツアルトの歌劇「魔笛」の舞台美術や衣装デザインのコーナーは圧巻だった。歌劇の場面は、ほとんど白黒写真だった。これをカラー動画で見てみたいと思わせるものだった。
ちなみに、これが会場内のミュージアムショップで売っている、オリジナルフレーム切手(2800円)。オリジナルシートを使っているので、長方形のタブをうまく使って絵画を紹介している。ちなみに、一番左上の赤い絵が、魔笛の最終場面の背景画。こんな鮮やかな歌劇を生で見たかったよね。
美術館を出て、今度はJR上野駅へ向かう。まだ12時を過ぎたばかりなので、いったん京浜東北線の快速で田端へ。駅構内のさぬきうどん屋さんで昼食。再び、上野駅へ戻って、常磐線で松戸へ。まだ1回残っていた新京成の夏休み乗り放題きっぷで、京成津田沼へ。赤電塗色や青電塗色の3300形が来ないかなとしばらく待ったけれども、通常塗色のが1本来たのみ。でも、廃車が進み数が減っている3300形に会えただけでもよしとしよう。
その後、再び新京成で新津田沼へ。JR津田沼駅まで歩いて、JRで千葉駅へと向かったのでした。
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