岡山臨港鉄道のおもいで
少し前に、別府鉄道の想い出写真を載せた。1984年1月、岡山・倉敷ミニ周遊券で訪れたのは、水島臨海鉄道、岡山臨港鉄道、別府鉄道の3つの私鉄。今残っているのは、水島臨海鉄道だけ。別府鉄道は廃止が決まっていたけれども、岡山臨港鉄道はそんな話しはまだ聞こえてこなかった。
自分が行ったときは正月3が日ということもあり、乗客は他にいないし、車両も普段は走らない5001号が終日働いていた。夕張鉄道から移った、7001と7002が動いているところが見たかったのだが、それは結局見る機会がないまま、廃止になってしまった。
宇野線大元駅に停まる、国鉄電車と岡山臨港鉄道のディーゼルカー。
旅客営業の終点、岡南元町駅付近から撮ったのではと思う。
岡南元町駅から300mほど離れた、南岡山駅に車庫があった。連絡ナシの訪問だったが、車庫を見学して写真を撮らせてくれた。写真は、夕張鉄道からきた7002。切り妻の連結面に半室の運転席をつけた側。
こちら側が、オリジナルの正面。同型の7001のもの。ラッシュ時?は、7001と7002の切り妻側を連結して、両端が湘南型の2連で走っていたらしい。
途中、どこかの駅で降りたのだろう。この日は5001しか走らないとのことで、独特の流線型を横から撮りたくて、狙ったのだと思う。今となっては、5001の方が貴重なのだから、もっとしっかり撮っておくのだった。これは、江若鉄道からやってきたディーゼルカーだとのこと。
岡山臨港鉄道は、結局この年末1984年12月30日限りで廃止されてしまった。この時が、最初で最後の訪問だった。
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